夢見た結婚
付き合い始めた15歳から8年間、いろんなことがあったけれど結婚という遠い日の約束どおり、私達は結ばれた。
純白のウェディングドレスを身に纏い、私はキラキラと輝く明るい未来に期待を膨らませていた。
結婚してすぐに妊娠して、翌年には待望の赤ちゃんが生まれた。
かわいい女の子で、名前は旦那がつけてくれた。
愛の結晶この言葉が何よりも相応しいと思う。
私はとっても幸せだった。
少なくともこの頃までは。
娘は3時間ごとにお腹がすいて夜泣きする。
ぱっと横を見ると、さっきは帰ってきてなかった旦那が、スーツだけ脱いで眠っている。
酒くさい。娘が生まれてから、旦那の態度は一気に変わってしまった。
育児はもちろん、家事も何一つ手伝わない。
文句を言えば、黙るか、怒る。何を言っても無駄だった。
そして、毎晩と言っていいほど、帰りは夜中だ。
仕事だと言ったり、付き合いだと言って飲みに行ったり。
何を言っても変わらない旦那に、私は何も言わなくなった。我慢していた。
喧嘩はしたくない、喧嘩することさえ、その時の私には面倒だった。
いつしか旦那ことを気にしなくなった。旦那も私が何も言わないことをいい気に毎晩遅く帰ってくる日々が続いた。そんなある日、家に一通の手紙が届いた。送り主は総合病院だ。彼の健康診断の結果だったので、中身は見ないで彼の見えるところに置いていた。
再検査。彼の一言が聞こえた。私は、聞いていないふりをしていた。彼は病院へ行き、精密検査をした。結果は、一週間後だと言う。それでも彼は相変わらずの日々を過ごした。結果が出る一週間前、彼は、突然倒れた。癌だった。私は、涙も流せず意味のわからない状態だった。
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2011年4月7日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:国際結婚
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